世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」
同僚からから教えてもらい、調べたら本を出していたので読んでみようと思った。17歳で世界一、その後プロ・ゲーマーとして地位も名声も手に入れたが、ここまで過程は順風満帆ではなかった。
ゲームは遊びじゃない、自分を向上するための手段、ゲームばかりの後ろめたさや劣等感を抱え、それでもゲームでプロになったまでの経験や考え方。
p37
ゲームセンターに来る人は問題を抱えているケースが多かった。
多くの人が現実逃避のためにゲームセンターに足を運んでいるのだった。
ゲームに突き進むことへの不安は、いつまで経ってもぬぐい去ることが出来ない。
p50
当時、ゲームにプロはなかったが、他のプロ選手に負けない努力をしようと思った。
誰に見せても恥ずかしくない努力をしている
p57
勝ち続けるためには、勝って天狗にならず、負けてなお卑屈にならないという絶妙な精神状態を保つことで、バランスを崩さずに真摯にゲームに向き合い続ける必要がある。
知識、技術の正確さ、経験、練習量といった当たり前の積み重ね
負け、迷い、失敗から地道な研鑽を続けることで自信になる。
遠回りする強さ。安易な道、裏技は使わない。
他人がマネできない強さになる。
セオリーに頼らず、セオリーを進化させる。
考えることをやめない。一歩深く考えるクセをつける。
常にキビシい競争に晒していなければ、勝ちづつける力は摩耗し、劣化してしまう。
上手い人の勝負を見る。とことん見る。
10の壁を越えられないのは、自分に自信が無いからだろう。自分の判断に身を委ねて動くのが恐いから、どうしてもセオリーに頼ってしまう。だからこそ殻をやぶる勇気が必要だ。
漫然と変化を待つのではなく、まずは行動する。行動によって環境そのものを変えてしまう