白夜行
『白夜行』はTBSのドラマで知りました。気になっていたのですが、結局ドラマは一度も見てなくて、ようやく小説に手をつけました。なかなか分厚い本でしたが、1週間で読みきり。
ドラマは山田孝之、綾瀬はるか以外の出演者は知らなかったので、さっき白夜行の公式サイトでキャストを見たら、おお!なるほど!というキャスティング。ドラマも見てみたくなりました。
ある廃ビルで起こった殺人事件。当時小学生だった少年と少女は、それぞれ被害者、容疑者として親を持ちながら、それぞれ20年の時を過ごしていく。二人の成長に合わせて起きる数々の事件は、あの殺人事件とどう繋がっているのか。執拗に事件の真相を追う刑事は真実にたどり着けるのか。
推理小説の面白さも備えつつ、バブル期前後の日本の世相を重ねてながら描かれる20年に、読者も自分の当時を思い重ねるのでしょう。