のんびりなんて生きられない

ベルトや革小物専門に企画・製造・販売をする(株)丸正の社長、小薬正男さんの自伝。
同僚社員のご両親が知り合いらしく、会社にたくさん献本をいただいた。
正直、最初は読むつもりがなかったけど、さわりを読んだら笠間出身だそうで、同じ茨城県民という親近感がわき読んでみることにした。

著者である小薬社長は自分の父と同年代くらい。
中学を卒業した頃には経済的に自立するという意思があったそうで、そのあたりからも普通と違うんじゃないか、という印象。
時代や境遇の違いがあるとはいえ、中学生が商売をして自立しようとはなかなか考えられない。
以下は本書から抜粋

ひとから喜んでもらってお金をもらうという商売の基本
作戦を練り、子分にも一等兵や伍長といった肩書きをつけて仕事を割り当て、報酬を分かち合う
母が亡くなったことをきっかけに東京へ

紹介されたベルト工場で働く
夕飯後の3時間をどうやって働くか、そこからが本当の自分の仕事
この業界でまず目指したのは匠になること
廃材をつなぎ目がわからないように合わせて高価な1本のベルトにしあげ商品化
5年間修行し20歳で独立、独立しなければ意味がないと考えていた
つつもたせの旦那にも手伝ってもらう、器用で丁寧、外見ではわからない才能、人を使う度量
モノが売れないのは景気が悪いから>甘え。その中でなんとかやるの商売
4年経ったころ、市場調査をすると「ベルトはもち網みないたもので、あってもなくてもいい存在」
現在、ファッションの一部であり、体の中心を締める重要なアイテム
人間にとって仕事をすることは生きることそのもの

利は元にあり、を追求しアマゾンへ
その土地の人間の気質やものの考え方を知る、
ホテルではなくアパートに住み生活の視点を同じところに合わせる

ラテン系の気質、アッテ・マニャン(また明日)
せかせかせず、1日をゆったり過ごすことを良しとする
普段は計画性に乏しく要領を得ないような腹炊き方だが、土壇場になると集中力を発揮して帳尻を合わせる
災害や破産などの大変な苦難に見舞われてもへこたれず人生をやり直そうとするたくましさがある
家族愛に満ち、年寄りを敬い、子供を大切にする

中国人の特製
とにかく自分中心
自分のためにならないことには手を出さない
生半可な「世のため人のため」という考えはない
自分から謝らず、主張を曲げない
自分がよくなることなら勤勉で熱心、日本人も敵わない

出張の目的は事前に90%達成していなければならない
それができないうちは行くな
出張へ行って相手とうまい飯を食って帰る、ことができれば成功
しかめっ面で交渉してもどうにもならない
お互い利害は必ずある、事前に落とし所をさぐっておく
行くのはセレモニーのようなもの、そこまでの段取りが大事

ヨーロッパ
皮の加工技術や製品への誇りがあって売り込めない
代わりに最新のファッションや動向をキャッチ

イタリア
アルティジャーノ(職人)、技術と感性を持った匠
ものづくりに喜びを感じ、作品を通じて人にも感動をもたらす芸術家
マンジャーレ(食べて)カンターレ(歌って)アモーレ(愛して)
人生を謳歌する価値観や美意識

バングラディッシュ
イスラム教への思いはとても深く根源的、日本人には理解できない
異文化でも話せば分かり合える、という単純なことは存在しない
対話を続け、お互い程よい着地点を探すことが重要

経営に必要な資質とは、人望、決断力、先見性、何より大局観
全体像をつかむことがとても重要、これが難しい
責任感もかかせない
部下の手柄を自分の手柄にせず、育てていくという意識のもと、強い責任感を持つ
利益を出さなければ皆の幸せは保証できない
数字が人格
コスト意識、見積もりを鵜呑みにせず原価を突き詰め相手の利益も含めて判断する目
一番大事なところは通訳にまかせず日本語でも自分で伝える
力関係で値切ればいいということでもない

ブラッスリーロノマトペ 足立区
中国飯店 三田 港区
竹水亭 笠間

つぶやき
「丸正 ベルト」

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