家康、江戸を建てる
書籍紹介から読んでみた。タイトルと違って、家康よりも裏方の人材に焦点を当てた話。
江戸という都市を新しくつくるための治水、通貨、上水、石垣、天守閣の各事業の物語。
伊奈流:自然に逆らわぬ災害予防。人工堤防の力に過信しない河川工事
幼いころから思いつまるな。父の仕事を誰が継ぐかは天が決める。
人間の予定や予想、希望など思い通りにはならない。どうなるか誰にもわからない。
時代の変化)新田開発はなお進められているけれども、いくら田んぼをふやしたところで、それを耕す人工までが急に増えるわけではない。むしろ、米を運ぶことのほうが重要になった
へりくだる人間は仕事もへりくだる。おのれを恃(たの)め、
俺ならできる、俺にやらせろ
銭は商売の血液であり、商売はつねに使い勝手をとうとぶ。理にかなったものが広まる。
分限者(大人、偉い人、、)は、しばしば子供より子供じみたことをする。
報復、嫌がらせ、虚栄、
江戸というのは、水を排し、同時に水を給料しなければ使いものにならぬ土地なのだ。
清水がなければ命が絶える。
水路の工法:ノコギリの歯のように、下がっては上がりを繰り返してすすむ。深く掘る必要がない。大地の上にも引ける。
へきかい:石が割りやすい点
発送の飛翔力。他人が思いつかないことに気がつき、言われてみれば納得できる。
「重さ」という目に見えない力の大きさや向きをみやぶる、見え透き
この世でほんとうに大事なことは議論では決まらない、数字や脅迫や詐術や根回しで決まる。
竹橋交差点:石垣のジグザグ
関口:江戸の入口の関、江戸川公園
井の頭:水源