物語論 基礎と応用

マーケティングにもストーリーとか物語とかが必要ということで読んでみた。なかなか難しい箇所もあった。

物語とは
時間的な展開(状況の変化)がある出来事を言葉で語ったもの

物語の設計図

物語の定項:人物の行為
不定項:キャラクター設定
キャラクターは「何をするか」という役割のほうが大切

花と花束:花ひとつひとつを見るのと花束全体をみるのでは印象がちがうように、物語も各部分を分析しつつ全体を考えなければならない

物語の時間
物語は論理的な選択の連続、読者はそこに時間の流れを読みとる、
どのように時間の流れを形成するかは、物語を作るにも、読解するにも重要

視点と語り手
登場人物はそれぞれ視点を持つ
そのなかで誰が語っているか

話:何が書かれているか
筋立:どのように書かれているか
時間:起こった出来事をどういう順序で語るか
錯時法:時間的展開の順序を入れ換える

射程:基準点との時間の差
振幅:基準点より前(後)の語りの長さ

時間の使いかた
省略:詳細を語らない
黙説:大事なことをあえて隠す
再説:すでに述べた出来事をもう一度振り返って語る
持続:ある出来事を語る長さ

叙述・展開の速さ
休止:時間的にまったく進んでいない
情景:物語が進めば時間も同じように進む
要約:時間的展開が速い
省略:一気に時間が進む

語る回数
短起:一度起こったことを一度だけ語る
反復的短起:一度起こったことを複数回語る
括複:何度も起こったことを一括りで語る

物語を語る位置と時間
難しかった

視点
人称法
無人称法

焦点
外的:ある人物からの見方を語る
内的:人物の内面、心理を語る

英語などの話者には、語られている人物に同化して語る習慣がない

現実と虚構
事実であっても語り手によって物語化される
虚構でも現実をモデルにしていることが多い

人間の言語は出来事を抽象化し、伝えることができる、出来事と出来事を結びつけることができる、現実にはない想像を伝えることができる、他の動物のコミュニケーションと大きく異なる点である

現実認識の多くは物語から
物語は本当に起こったことかを完全に知ることはできない
人はつねに物語を求めている

参考作品

認知物語論とは何か
シン・ゴジラ
エヴァンゲリオン
弟切草
かまいたちの夜
時をかける少女
涼宮ハルヒの憂鬱
シュタインズゲート
魔法少女まどかマギカ
ビラヴド
ペドロパラモ
百年の孤独

つぶやき
「物語論 基礎と応用」

  • 物語論 基礎と応用 (講談社選書メチエ) 講談社 https://t.co/CHh5LGFLNO via @amazonJP 小説のクオリティ上げるために買いました。まだ読み終わってないけど
  • 漫画などでも、まず謎を作っておいて、後から理由をときあかすために後説法を使うことがよくある。この時、要約的かつ説明的になりやすい。▼『物語論 基礎と応用』 橋本陽介(講談社選書メチエ2017)p045
  • RT @Iserlohn_FP: @miduki_neko これは例として適当にページ撮っただけなので、全体通して読めば結構ドンピシャで疑問に答えてくれる本かもしれません。前推した本と同じかは覚えてないけど、これは講談社選書メチエから出てる『物語論 基礎と応用』です。

関連商品「物語論 基礎と応用」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

「読書」の記事

おすすめの記事