伊藤雅俊の商いのこころ
「ブックオフ」や「俺のイタリアン」などを起業した社長が、イトーヨーカドーの社是を参考に参考にしているというので読んでみた。
朝日に連載された「私の履歴書」をまとめた本。
商売で一番大切なのは信用。
信用の担保はお金やモノではなく、人間としての誠実さ、まじめさ、真摯さ。
小さなことにぐらつかない自信を得るには、過去現在将来を通じて一貫した努力が必要。
「変化への対応」「基本の徹底」
歴史の目を持って未来を見つめる
自分より賢い人間を集める術(Aカーネギー)
組織ができあがると、分業が進み権限が細分化され、官僚化がすすみ、責任を持って取り組む当事者意識が薄れる
関連ワード
・大店法(旧:大規模小売店舗法、新:大規模小売店舗立地法)
旧は大規模スーパーの事業活動を調整するため。
新は大型店と地域社会との融和の促進を図るため。
・「運、鈍、根」
成功するには幸運、根気、鈍いくらいの粘り強さが必要。
『私はいつも「運・鈍・根」を唱え続けてきた。
運は鈍でなければつかめない。利口ぶってチョコマカすると運は逃げてしまう。
鈍を守るには根がなければならぬ。』(古河市兵衛)