おおかみこどもの雨と雪 CGメイキングセミナー

デジタルハリウッド(デジハリ)で行われた「おおかみこどもの雨と雪 CGメイキングセミナー」に参加してきました。

映画はまだ見てないんですけど、予告編をみて「自然の表現がとてもキレイだなぁ」という印象があったのですが、その秘密がわかりました。


あれだけキレイな絵はセル画ではなく、背景美術として描かれた絵を3DCGで動かしていたんですね。一昔前だと背景美術として描かれた絵は動きませんでした。(カメラワークは動いても)

ただし「技術が進歩したから簡単に絵を動かせるようになった」というわけではなく、動かすためにはまた人の労力がかかっています。たとえば「風に揺れる花」を表現するためには、元の絵から花びら、茎、葉を切り分ける作業が必要で、さらにCGでモデリングと呼ばれる立体のデータを作り、風に揺れる動作を表現した上に切り分けた絵を貼り合わせます。

そんな作業も花一本ならなんとかなりそうですが、花畑や草原になると、これは無理なんじゃないかと思ってしまいます。結局その辺もいろいろと工夫して表現してるんですけどね。

こうしてあの「美しい絵がそのまま動く」ということを実現しています。さらにCGならでは効果(エフェクト)や遠近感・立体感を出すための3Dといった技術を合わせることで、絵としての美しさと現実に近いリアルさを兼ね備え、物語の心象を含んだ美しいシーンとしてスクリーンに映しだされます。

他にも言われなかったら気づかないような細かい点のこだわりとか工夫が紹介されてました。
少々遅くなりましたが、これから劇場で観たいと思います。(まだ上映してるかな?)

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