築地本願寺の経営学

コンサルティング会社から僧侶に転身した著者がお寺の経営改革に着手

お寺でビジネスなんて生臭なんじゃないかというイメージでしたが、新聞社と重ねたように同じ問題があって面白かった。
本書は今から10年前、2012年の話ですが、
・衰退産業である
・利用者は高齢化し若者は利用せず
・経営は赤字でも「ビジネスじゃない」という意識
などそのままですね。

お寺は衰退産業
参拝者数の減少
信者の高齢化、檀家制度の衰退
葬式や墓の需要の減少
経常収支は赤字
お寺の意識は「お寺は会社じゃない、ビジネスじゃない」

現状を分析してマーケティングもしなければ、知名度が高く伝統ある老舗でも潰れる
10年間で40億を投じて築地本願寺を大改革しリブランディングする

なぜそんなことをする必要があるのか
必要なのはわかったが、何をしたらいいのかわからない
揺るがぬ固定観念

徹底的に顧客主義に立った「開かれた寺にしよう」
エンディングステージのワンストップ拠点化
バーチャル・テンプル構想
誰もが気軽に足を運べる境内
カフェとインフォメーションセンター
コンシェルジュサービス
 人間関係の悩みや不安
 任意後見人の選任や死後事務委任
 遺言手続き
 終活に関わる疑問
 葬儀だけでなくお見合いや結婚式
 人生相談やカウンセリング
寺子屋として学びの場

一時的に人を集めても意味はない
顧客との関係が一生涯にわたって継続する仕組みを作る
そのためには
CRM(顧客関係管理)システムの構築
職員のMBO(目標管理制度)の導入

高齢者でも葬儀やお墓を必要としない、寺との縁が薄い
今後は葬式、法事、墓参りにも無縁な人が増えていく
葬式と法事は「家」がある時代のもの
「家」の時代から「個」の時代へ
増加傾向にある結婚しないおひとりさまや子供のいない夫婦
「家」への帰属意識の薄れは「地縁」とも薄れる
家にも地域にも属さない帰属意識を持たない「個」が多数派となる

一般葬は減少し、家族葬や一日葬が増加

お寺の不況の原因
 人口の減少
 核家族化
 檀家制度の崩壊

過疎化で村が消えればお寺も消える

築地本願寺は有名なのに、集まる人も好感度も低い
伝統あるブランドではなく古びたブランド
お寺も「魅力あるコンテンツ」を作らなければ衰退していく
老舗が老舗として生き残ってきたのは時代に合わせtイノベーションを起こしてきたから

もともと寺院の役割
 役所としての行政を担う
 寺子屋として敎育を行う
 医療機関
 コミュニティの中心
 悩み事を相談できる心の拠りどころ

築地本願寺のやり方は40年遅れている
1975年の高度経済成長期で止まっている
「時が経てばきっと良くなる」と根拠なく楽観視している
体ばかり大きくなって効率が悪いのにIT導入など合理化には消極的
中の人は遅れていることを自覚していない
変化できないどころか、変化しようとしていない
なぜ変化できないのか>経営者にイノベーションのセンスがない

本願寺派の歴史には何世代かに一人、革新的なトップがあわらていた

日本各地で長年にわたり人々の生き方を見つめて続きてきた
だからこそ加速度的に変化する世の中で長期的な視点に立ち、地域のビジョンを提言できる
人々の新しい生き方を創造し発信できる力もあるはず

資金や余力があるうちに動き出さなければならない

自らが変化することで「変わらない価値」をつくる

顧客創造
ご縁をつくる、ご縁をつなげる
開かれたお寺でご縁をつくる、お寺を身近な存在だと感じてもらう
質問や相談をうけてご縁をつなげる
ご縁が深まったら門信徒になっていただく

コミュニティの中心になる、というサービス
価値を伝えるために時間がかかる
目には見えない、感じるしかない
トータルイメージをつくるためにデザイナー、クリエイティブディレクターが必要
バラバラにやらず、目標をさだめて総合的に見渡す指揮官のもとでつくり上げる
変化のなかで守るべき文化や伝統は決して変えない、揺るぎない姿勢も大切
営利目的になってしまわないために、何のためかの本来の意義を忘れない

「ひらけ!!築地本願寺」
開いていることを伝える、宣伝も大事、お寺でも
開かれた寺になるには、自らの心を開いて、虚心坦懐に人々の話を聞くことから始まる

ご縁をつなぐ
イベント開催は顧客情報の収集:どのエリアの、どの世代の、どんな属性の方か
これまでは、何百人集まったから大成功、またきてくれるだろう、で終わり

プロダクトアウトとマーケットインが重なる点
プロダクトアウト:企業がもともと持っているすぐに提供できるもの、得意なものを市場に出すこと
マーケットイン :市場のニーズにあわせて人々が求めているものを市場に出すこと
プロダクトアウトからマーケットインへの発想転換

危機的状況に陥ったとしても、自分ごととして実感し理解できない
僧侶だけではなく、経営破綻した銀行のバンカーなども同じ
自分の会社は潰れるはずがないと理屈抜きで信じている

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