朗読座 鶴の恩返し
女優の紺野美沙子さんが主宰されている朗読座の公演「鶴の恩返し」を観てきました。
朗読座の公演は、紺野さんの朗読する物語とさまざまな音楽や映像が組み合わさり、空間ごと物語の世界にどっぷり浸れる舞台でした。
鶴の恩返しという超メジャーな昔話ですが、ちょっとだけ大人向けにアレンジされていて、微妙な人の心の機微が盛り込まれてます。映像には雪の上に描かれたようなモノトーンのやさしい日本絵。そして初めて聞くのに昔から知ってるような二十五絃箏。BGMとしてだけでなく、効果音までこの楽器で表現されてました。
お話と映像と音楽、これらにふっといのちを吹き込むような紺野さんの朗読で、あっという間に「昔々の世界」へ。
あらためて昔話を聞くというのも新鮮な感じで、昔話って誰かが誰かに読み聞かせることで伝わる物語なんだなぁと思いました。
朗読の前には紺野さんと今回のゲスト・中井智弥さん(二十五絃箏の演奏者)とのちょっとしたトークショーあり、中井さんの演奏ありと1時間のなかに盛りだくさんの内容でした。ぜひ埼玉のほうでも公演して欲しいと思います。
ところで、会場のたまプラーザは初めて来たけど、家族で楽しめそうなところですね(今日は一人)。