文化庁メディア芸術祭

毎年楽しみにしている文化庁メディア芸術祭に行ってきました。


 場所:国立新美術館
 日時:2月2日(水)~2月13日(日) 10:00~18:00
 入場無料

私が面白かった作品はこれ。


影を使って鉄道模型の世界に入り込む「10番目の感傷(点・線・面)

真っ暗な個室の床には鉄道模型があり、レールの周りにはボールや洗濯ばさみ、鉛筆などの日用品が並べられてます。
豆電球をつけた電車がゆっくりと走り出すと、周囲に配された日用品の影が壁一面に映し出され、電車の動きに合わせて流れていきます。映し出される影に包まれることによって、まるで自分が模型電車の中に乗っているような不思議な体験ができます。また「模型の鳥瞰」と「模型側からの見る風景」という二つの視点を同時に体験できるということのも面白い。

豆電球の代わりにカメラをつけて、大画面にその映像を映し出すのという手法もありますが、この作品は、カメラの変わりに豆電球、スクリーンの変わりに壁というコスト的な手軽さで、カメラ映像以上の疑似体験を再現しているという点も魅力のひとつ。

昨年話題になった「iPadマジック」のプレゼンテーション

Youtubeで話題になり、さまざまなメディアでも取り上げられたiPadマジックを、サラリーマジシャン内田伸哉さんが実際に披露してくれました。
iPadとマジックを組み合わせるという発想も面白いですが、良かったのは「なぜこのiPadマジックを考えたのか」というプレゼンテーション。
「たまたま自分の趣味のマジック披露したらウケた」という訳ではなく、もともと世界中で注目される作品を作ろうとしていた。世界で注目されるには「時代の波」と「共感」が必要と考え、iPadという時代の波と「iPadってすごい!」という共感をつかむため、そしてiPadのすごさを紹介する一例として取り上げられるよう、発売時期に合わせて作ったそうです。
詳しくは書籍『 企画に年功序列は存在しない 』も出してるとのことなので読んでみたい。

その他、
サカナクション/アルクアラウンド PV(プロモーションビデオ)
マンガ「ヒストリエ」「孤高の人」「ぼくらの」
アニメ「四畳半神話大系」
が面白かったです。

今年はAR(拡張現実)の作品が無かった(?)のが意外。

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