音楽の種類

リズム&ブルース
音を楽しむ音楽。黒人音楽の一種。叫ぶように歌い上げるのが特徴。

ロック
50年代にアメリカで生まれた「ロックンロール」を起源として様々な発展を遂げた。8ビート、スリーコード、エレキギターを基調とするサウンドが特徴。
細分化するとインディーロック、オルタナロック、ハードロック、パンク、サイケ、グランジ、プログレなど時代を経て多様な変化を遂げてきた

パンク
パンク・ロックの略でロックから派生した音楽。「チンピラ」という意味を表すことから分かるように、当初は反体制的・左翼的なメッセージを含んだ若者たちのレジスタンスのような様相を呈していた。音楽的な特徴としては、パワーコードなどを用いることで簡素化されたロック、ヘッドバンキングなどのいわゆる縦ノリができるということである。
派生してポップパンク、メロコア、ハードコア、エモなどが挙げられる

テクノ、ハウス
いわゆるクラブで流される踊れる電子音楽は、ハウスとテクノである。混同されやすいが違いはある。テクノは自由度が高い言ってしまえば何でもアリの音楽。コード進行・リズムにおいて音楽理論を無視していてもオッケー、実験的な性質が含まれるアウトサイダー。必ずしも踊れる音楽である必要がない。
一方ハウスは、四つ打ちのリズムを基本とし、同じメロディラインを繰り返すことが多いダンスミュージック。耳馴染みがあり、聴くと思わず体がノッてしまうような一般受けしやすいもの。歴史を紐解くと性差別をテーマにした黒人音楽から発展したものだが、その意味はなくなっている

EDM エレクトロ・ダンス・ミュージック
ハウスやテクノとどう違うの?
ぶっちゃけ違いません。
電子機器で作った踊れる音楽は全てEDMです。
定義としては、シンセサイザーやシーケンサーを用い、主にクラブないしは音楽を中心にすえるエンターテイメントの場において、その場の人々を躍らせるという明確な目的のもとDJの道具として作られる音楽(Wikiより)
Tomorrowland(画像)のような10万~20万人規模のフェスが世界各地で開催され、最もノリにノッているジャンル。

ヒップホップ、ラップ
勘違いしている人も多いと思うが、ヒップホップとは音楽のジャンルだけを指すものではなく、アートやファッション、ダンスなどを含んだ1つの文化であること。70年代にアメリカで生まれ、ラップ、DJ、ブレイクダンス、グラフィティが四大要素と言われる。
ヒップホップミュージック、またはラップミュージックと呼ばれる音楽は、打ち込みを中心とした曲にのせて、リズムを合わせてセリフ調で韻を踏むもの。
・ヒップホップとラップの違い
ラップはマイクパフォーマンスのこと
ヒップホップはDJ(スクラッチ)、ダンス、グラフィティを含む

レゲエ
ジャマイカで生まれたポピュラー音楽の通称。偶数の拍にアクセントを置いたリズムが特徴。通常のバンドセットにくわえてトロンボーン・トランペットなどのホーンセクションで構成される。
歌詞のメッセージ性が強いのは国の生活・政治状況に影響を受けてのこと。薬物、同性愛、政治批判、格差社会をテーマにしたものが多い。ラスタファリっていう宗教が絡んでたりとにかくルーツが濃いジャンル
現在はレゲエロックだったり、ミクスチャーロックだったり他ジャンルに取り込まれて元々の意義は薄まっている。派生ジャンルで押さえておきたいのは「ダブ」。例で紹介します。

ジャズ
ジャズは一般的にジャンルとして判断しやすいが、70年代以降ロックやソウルと混ざり合い複雑な発展を遂げてきた。前述のレゲエと同じく2拍目4拍目にアクセントを置くオフビートのリズムにブルーノートという音階が基本。きちんとした音楽理論を理解しつつ即興性の高い演奏力を求められる高度な音楽として捉えられている。
アフリカ系アメリカ人(つまり黒人音楽)の独特のリズム感と西洋の楽器・音楽理論・形式が融合して生まれた音楽

ミクスチャー
和製英語なので日本特有の呼び方。いろいろなものを「混ぜた」音楽。ロックやメタルを基盤として、ファンクやラップを取り込んだり、ハードコアにレゲエを混ぜたり、その自由度は高い。
ラウドロックなど曖昧な分類のものもミクスチャーと称されることがある。「クロスオーヴァー」とも呼ばれる。

カントリー
西部劇のような古き良きアメリカを想像する人も多いと思うがそれはあくまでカントリーミュージックの一部。ルーツをたどるとアイルランド系、イングランド系、スコットランド系移民がアメリカに持ちこんだ民族音楽、スウェーデン・ノルウェーなどの伝統音楽、さらに土着の黒人音楽の融合から生まれたもの。ポップスの母体、元祖ロックとも位置付けられる
楽器編成はギター、ドラム、ベースに加えフィドル(バイオリン)、バンジョー、マンドリン、ピアノ、ハーモニカなどが用いられる。

ポップス
「ポップス」というのは和製英語で本来は「ポピュラー音楽」と呼ばれる。これは 広く人々の好みに訴えかける音楽と定義され、音楽産業を通して人々に広まるものである。ロック、レゲエ、ソウルなど様々なジャンルを包括する用語。クラシックや伝統音楽はこの類ではない。
これとは別に「ポップ・ミュージック」という言葉がる。これはロックから派生した特定の音楽ジャンルで、これも「ポピュラー音楽」に属する。
ではJ-POPとはなんだろうか?

Jポップ
J-POPはその名の通り日本のポピュラー音楽を指すもので、主に1990年代から若者を中心に流行した音楽全般を指す。作曲者と歌手が分かれているものが多く、パフォーマンス重視、流行に合った曲を生産する「産業ロック」とも言われる。大手レコード会社などによる商業性の影響が強く、売り手側が分類したジャンルという意味で全く新しいもの。

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