ピクサーが物語を作る時の22の法則

ピクサーの元絵コンテ作家エマ・コーツさんのツイートから、物語を作る上で重要なポイントをまとめたものが「Pixar’s 22 Rules of Storytelling」として紹介されてます。
22と読んでみると長いので、自分がいいなと感じた5つをピックアップしてみました。もともと日本語訳の記事で知ったのですが、元の英語文も併記してみました。

簡潔にすること、集中すること、いろんなキャラがいたらまとめること、回りくどい話は飛ばすこと。価値あるものを捨てている気がしても、それはあなたを自由にしているのだから。
Simplify. Focus. Combine characters. Hop over detours. You’ll feel like you’re losing valuable stuff but it sets you free.

物語の途中を考える前にまず終わりを考える。エンディングはとにかく難しいため、話の終わり方に一番の努力をつぎ込むこと。
Come up with your ending before you figure out your middle. Seriously. Endings are hard, get yours working up front.

紙に書くことが考え始めることのスタートである。完璧なアイデアでもあなたの頭にある限り、誰とも共有することはできない。
Putting it on paper lets you start fixing it. If it stays in your head, a perfect idea, you’ll never share it with anyone.

あらゆる作業は無駄にはならない。もし作業がどうしてもうまくいかないなら、今は作業を止めて次に進む。作業にかけた努力は必ず後で役に立つ。
No work is ever wasted. If it’s not working, let go and move on – it’ll come back around to be useful later.

あなたが嫌いな映画の構成の一部を取り出して、どう変えればあなたがその映画を好きになれるか考えてみることが、物語を作る上での練習になる。
Exercise: take the building blocks of a movie you dislike. How d’you rearrange them into what you DO like?

ピクサーと言えばトイストーリー、モンスターズインク、ファインディングニモ、ウォーリー、カーズ、などどの作品も子ども向けでありながら大人でも十分に楽しめる作品ばかり。私が好きな作品は「カールじいさんの空飛ぶ家」「トイストーリー3」です。
DVDには特典映像として作品の制作の様子が付いていたりしますが、本当に良く考えて作られていることがわかって作品とともに楽しめます。

エマ・コーツさんのtumblrではラフ図などが公開されてます。
sketches + story

22の法則の全文は以下のページで。
元記事
Pixar’s 22 Rules of Storytelling
日本語訳の記事
ピクサーの作品に秘められた物語を書くための22の法則

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