アップルシード

アップルシードは『攻殻機動隊』の原作者、士郎正宗のデビュー作。
西暦2131年、平和という理想の社会をもとめて人類が造りだした新人類「バイオノイド」。しかし旧人類は争いをなくすことが出来ない。新人類と旧人類は、共存できるか?それとも種族交代か?そのキーとなる、主人公デュナンのもつ「アップルシード」をめぐり、戦いが繰り広げられる。

『ピンポン』の曽利監督がプロデュースということで、原索の雰囲気を壊さずに全編をまとめてくれるだろうと期待してました。全編フルCGで、人の動作はモーションキャプチャーを使用するなど、アニメーション制作の新しい試みがされているそうです。

映像面の感想としては、CGでよかった面と、通常のアニメの方が良いのでは?と思う面と両方あります。近未来の世界や機械はCGの得意とする分野であり、迫力のある映像だっし、モーションキャプチャーを使用した人物の動作も、手描きでは不可能な微妙な動きまで表現されていました。しかし、それら3DCGのチカラが発揮されるほど、本来2Dであるキャラクターとのギャップを感じてしまいます。今後の課題は、「いかに3Dと2Dを馴染ませるか」というところでしょうね。

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