テレビと演劇

昨日はブログに書いたようにフジテレビでお芝居を観てきました。
最近、「役者魂」とか「下北サンデーズ」など、演劇の世界のドラマも放送されましたが、私は演劇ブームというのをついぞ聞いたことがありません。

なぜ、演劇はブームにならないのでしょうか?


まず、本物を見ないと面白さが伝わらない。テレビ等で放送されても、舞台の“生(ナマ)”の面白さは、なかなか伝わってきません。

劇場というリアルな許容量=演劇ファンの限界ということもあるかもしれません。小劇場だと観客数が少なく、大きくなると舞台・役者との距離が開いてしまう。

さらに公演数の限界。およそ小・中劇団だと1作品を1日2ステージで1週間、長くても2週間の公演です。そして次の作品の公演は半年後。

こうした条件から、どんなに人気の劇団でも絶対的にファンの数が限られてしまい、社会的なブームには至らないということでしょうか。

もしテレビで舞台の魅力が伝わるようになったら、または舞台がもっと多くの人に観られる工夫ができたら、演劇ブームが来るのかもしません。

実はにテレビで演劇の放送をしていないわけではないんですけど、やっぱり視聴率は良くないんでしょうね。だってゴールデンタイムで放送されたことないから。

私が以前楽しみにしていた日テレの『劇場中継』も、月1回の不定期で深夜に放送してました。

夜眠れずに何気なくつけたテレビが『劇場中継』で、この回は劇団岸野組の 「鞍馬天狗になれなかった男」でした。とても面白い作品で、それから毎回放送を楽しみにしていたのですが、放送スケジュールもほとんど発表されず、しまいにはいつの間にか放送されなくなってしまいました。

今だに残っている公式サイトには終了した旨も記載されておらず、閉鎖もしないで放置状態。この番組の扱いを物語っているようで悲しい。→今も残る劇場中継のサイト

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