アビエイター

実在した大富豪・ハワードヒューズの半生を描いた作品。

彼の功績は常に空を飛ぶことにこだわり続け、巨費を投じて航空アクション映画「地獄の天使」を完成、オリジナルの飛行機を完成させると自ら操縦して世界最速の記録を樹立、航空会社を買収し国際線への進出、世界一巨大な飛行機も完成させる。

どれも膨大な資金を必要とし、何度も中止の危機に陥るが決して辞めない。その行動は、金があるから出来たのではなく、たぶん金が無くても計画を進めたであろうと思われる。国際線への進出をめぐり、国を相手に法廷で戦う頃には絶望的な印象もあったが、そこでも屈せず。

こうしてみると不屈の精神の持ち主のようだが、子供の頃から心理的な病をかかえ、映画の撮影、飛行機の設計、航空会社の運営に加え、私生活での問題など折り重なって襲うプレッシャーに、とうとう彼の精神は耐えられなくなる。一度は克服したかに見えたが、一度崩壊した精神はもとに戻ることはなかった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

「未分類」の記事

おすすめの記事