完成しないジグソーパズルの法則
そんな指示じゃできません!中国企業の叫び(IT情報マネジメントより)
企業の情報化を支えるITスタッフに関連する課題を取り上げた連載記事の一部です。この記事の中に「絶対に完成しないジグソーパズルの法則」というのがありました。
それは、十分な大きさのジグソーパズルに対して完成図を見せなければ、そのパズルを完成させることは出来ない(難しい)ということです。
一体何の話かというと、日本の企業がシステム開発・運用管理などを海外の事業者に委託する際、プロジェクトの全体像を説明せずにシステムの部分だけを依頼してくる。これでは「巨大なジグソーパズルの完成図を見せずに、完成させろ」と命じるようなもので“そんな指示じゃできません!”となるようです。
一つのプロジェクトを進める上で「完成図=あるべき姿」の意識を統一することは非常に重要なこと。
角度を変えて例をあげると、中国の平均的なトイレしか見たことのない中国人に、日本人が「できる限りきれいに掃除せよ」と依頼しても、絶対に「日本並みのキレイさ」にはならない。これは中国のトイレと日本のトイレの違いがあり、その違いを作業者に認識させないままトイレ掃除を命じるところに原因があります。<以上記事よりまとめてみました>
サイト制作でもありがちな話です。更にクライアント側に完成図のイメージがなかったりするから始末が悪い。またクライアント⇔ディレクター⇔デザイナーと、人を介するほど認識の違いズレが生じることもありますね。
タチコマ曰く「情報伝達という点では確実に“ことば”は欠点だらけだよね。音声にしても文字にしても」。・・・解決策は電脳化して有線で思考の並列化するしかない?(またしてもオチは攻殻ネタ)