アフリカ・リミックス

森美術館で開催中の『アフリカ・リミックス』に行ってきました。

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私のアフリカ美術に対する印象は、「プリミティブ」「ビビッド」「ネイチャー」といった程度でしたが、この展覧会では、アフリカの現代の生活に非常に密着していて、さらに歴史の影響、植民地としての影響を強く受けていた作品が多かったです。

まず入り口にあった「エッフェル塔」のオブジェ、私は単に“廃材で作ったもの”と思ったのですが、実は廃材は廃材でもライフルや拳銃など武器でした。その時点で、すでに生活圏の違い、自分のイメージしているアフリカの違いを感じました。


私が期待していたのは、自然や野生にあふれ、強い日差しの強いコントラストの風景の中で育った人たちの、プリミティブでビビッドな作品でした。

ですが、ここでは迫害や差別といったメッセージが強くて、社会問題を突きつけられた思いです。しかもそれに対して、いかに自分がアフリカに対して無知であったかも思い知りました。

解説のために同行してくださった、ハーバード大学・特別研究員のフディタ ヌラ ムスタファさんにも、もっと有意義な質問や意見をぶつけてみたかったです。ま、私が英語を話せないという、根本的な問題はありましたけど(^^;

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