エクソシスト・ビギニング
映画『エクソシスト』(’73)で登場した悪魔祓いのメリン神父。その神父が、過去に初めて悪魔と対決したときの話。
存在するはずのない教会、その下に隠された悪魔の神殿、逆さに釣られた十字架というあたりで、怖いながらも引き込まれました。一度は信仰を捨てたメリン神父の心の葛藤や、文化・文明の違いから起こる人間同士の闘争も描かれていて、ただのホラーでは終わらなかったように思います。
それにしても、エクソシストとかオーメンとか、この頃のホラー作品は心理的に怖かったです。「リング」がアメリカでウケたのも、同じ感じだからではないでしょうか?