坂の上の雲(六) -鎮海湾-
坂の上の雲(六)に面白い一文があったで掲載。
「行こかウラジオ帰ろかロシア、ここが思案のインド洋」
日本軍がバルチック艦隊を迎撃するため、朝鮮海峡出準備を進めるが、当のバルチック艦隊がいまだにインド洋に留まっている。この状態を、新聞記者に対して秋山真之がロシア皇帝の立場に立って考えて言い表した言葉。
このころロシア皇帝は、バルチック艦隊を進軍させるか、革命騒ぎの国内治安のため(保身のため)に呼び戻すか、という判断に迫られる。この判断は戦争を続けるかやめるかという国家的判断と同じ意味を持ち、いまだにインド洋(マダガスカル島)に留まっているということは、その判断に迷っているのだろうと秋山は見て取った。
どこかで聞いたことがあるような気がするけど、都都逸っぽいからそんな気がするだけかな?