ニュースの天才

大統領専用機内に唯一設置されているというニュース雑誌で、41の記事中27の捏造記事を掲載した実在の記者『ニュースの天才』の話です。

その才能は、決して嘘が上手かったわけではなく、ただ疑われない人格だったということ。他人がどんなことに関心があるか、どうすれば喜ぶかという周囲への気配りで、同僚から上司まで信頼を得、そしてなにより社会が一般大衆がもとめるニュースを提供する才能があったようです。

ではどうしてそんな嘘をついたのかといえば、虚栄心や出世欲よりも“一人になりたくない”という恐怖心、誰からも注目されなくことが怖かったようにです。嘘がばれたときの彼は、クビになることを非常に恐れていました。それは職を失うことよりも、誰にも必要とされなくなる、軽蔑されることが怖かったように思えました。

誰も知らない

あらすじを読んで気になっていた『誰も知らない』、公開前って話題でしたか?
後から、いろいろ受賞したっていうニュースで知りました。

学校にも行かず、近隣人も存在を隠している4人の兄弟姉妹が、たった一人の母親から突然置き去りにされ、生活保護もうけずに生活しなければならなくなる。しかもこれが実話をもとにしているというから驚き。

淡々としたありふれた生活の中、弟・妹を思う兄の優しさや生活への不安、しっかりしているようで、やっぱり子供の部分もあって、当然母親と一緒のときのような生活ができるわけがない。そんな子供たちだけの生活をつきつけられて、子供たちの逞しさというより、それでも生きていける世の隙間、それに気づかない社会の隙間というのを知らされたような気がします。

でも映画の中の兄弟姉妹は本当に微笑ましいです。公式サイトのスナップも仲よさそうに写ってました。

ミリオンダラー・ベイビー

アカデミー賞最有力といわれた『アビエイター』を押さえて、作品賞他4部門に輝いた『ミリオンダラー・ベイビー』です。

最近の映画はCMと内容が必ずしも一致しないですね。CMも嘘じゃないんだけど、内容の半分だけを全部みたいに見せてないですか?この作品もCMを見て、“ボクシングのトレーナーと選手が二人三脚で頂点に登りつめる”というものかと思ってました。でもさらにその後、重いテーマがあったんですね。

ボクシングマンガは好きだけど、実際に殴り合って血を流すようなのはどうも苦手で、こっちまで痛くなってきます。それと細かいところで理解できないところもあって、正直イマイチ入り込めなかったです。残念。

笑いの大学

DVDで『笑の大学』を見ました。

舞台作品を映画にしてどうだろうかと思いましたが、そこは三谷幸喜、映像にも小慣れてますね。面白かったです。ただ、結構舞台に近い見せ方だったので、思い切って舞台的な見せ方でも良かったんじゃないかと思いました。

ただ配役が役所広司と稲垣吾郎では綺麗すぎたかなぁという印象。見ていて、役所の演技が柄本明っぽいところがあったようにも感じたました。稲垣も役者以上にカッコイイ作家ってありえなくないけど・・・。

舞台の配役では三宅裕司(座付作家)と坂東八十助(坂東三津五郎)(検閲官)、近藤芳正(座付作家)と西村雅彦(検閲官)というコンビがあったようです。やっぱり舞台も見てみたいです。

子ガメラは8センチ

ガメラ:体長8センチ“ナマガメラ”公開(MSN-Mainichiより)

ガメラの誕生40年記念、6年ぶりの映画「小さき勇者たち~ガメラ~」(来年4月29日公開予定)では12作目にして“幼少ガメラ”が初登場するそうです。

卵からかえったばかりのガメラは8センチという設定で、演じる(?)のはアフリカ中部に棲息する本物のケヅメリクガメ。今夏の撮影時には5センチほどで、現在も順調に成長中。最大で70センチを超えるそうです。

映画の中では生まれたばかりで空を飛び、火を吐くんだとか。そのためクランクアップ後の現在も、CGパートの撮影に参加。スタッフが気温や食べ物に気を使いながら飼育していて、終了後は伊豆の水族館に寄贈される予定。きっと水族館では「ガメラ」として人気を呼びそう?

ちなみにペットとしての相場価格は1万6000円ほどだそうです。

コープス・ブライド

10年ぶりの来日したジョニーデップのPR効果もあって『チャーリーとチョコレート工場』が好調ですね。ティムバートン&ジョニーデップコンビの作品は私も好きです。

まだまだ人気が続きそうですが、10月22日にはさらにこのコンビの作品『コープス・ブライド』が公開。準備中だった公式サイトもコンテンツが入りました。

いろいろな面で『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』と比較されそうな作品です。

マイ・ボディーガード

前半は少女とボディーガードの交流をほのぼのと描いていて、個人的には勝手にヒューマンドラマを期待していたのですが、、後半はガラッと変わってアクション映画に切り替わっちゃいました。しかもなんか救われないような・・・。

こういう極端な変わりようは二本分楽しめて良いのか、一貫性がなくて悪いのか・・・。

この映画を見るきっかけになったのは、少女がボディーガードに小さな花を渡す場面が印象的だったから。でも本編ではこのアングルの場面は無かったんですよね。

エクソシスト・ビギニング

映画『エクソシスト』(’73)で登場した悪魔祓いのメリン神父。その神父が、過去に初めて悪魔と対決したときの話。

存在するはずのない教会、その下に隠された悪魔の神殿、逆さに釣られた十字架というあたりで、怖いながらも引き込まれました。一度は信仰を捨てたメリン神父の心の葛藤や、文化・文明の違いから起こる人間同士の闘争も描かれていて、ただのホラーでは終わらなかったように思います。

それにしても、エクソシストとかオーメンとか、この頃のホラー作品は心理的に怖かったです。「リング」がアメリカでウケたのも、同じ感じだからではないでしょうか?

ナショナルトレジャー

宝探しの王道みたいな作品でした。親子で活躍する辺り、インディージョーンズ3を思い出しますが、昔々の話でも、どこそこの奥地でもなく、現代のアメリカが舞台となり、人類史の主要な出来事を織り込んだ謎は興味をそそられるところ。

探しても探しても出てくるのは次への手がかりばかりというあたり、川口探検隊か徳川の埋蔵金みたいな感じですが、もちろんドキュメンタリーと映画の違いはハッキリ出てます。

どこぞにあった批評では“ダビンチコードとインディージョーンズを足したような作品”ということで、ダビンチコードも読んでみたいです。ダビンチコードはこれから映画化予定

いまさらディープ・ブルー

六本木ヒルズの映画館で『ディープ・ブルー』が再度上映中(~8月19日まで)

劇場での上映を見逃していたので行ってきました。いや~、ほんとに夏の暑さを忘れさせてくれます。DVDで見ていても気持ちよくて眠くなるのですが、劇場ではもったいなくて一生懸命おきてました(^^;

やっぱりこの手の作品は大画面&高画質で楽しみたいですね。ただ、あまり大きな画面じゃなかったのが残念です。品川のアイマックスシアターで上映してくれるのをずっと期待しているのですが・・・上映してくれないかなぁ。

エピソードIII、やっと観た

今日は定時で仕事が終わったので、20時からのレイトショー1200円で観てきました。
やっぱり最後まで面白かったですね。いろいろ書きたいけど、ネタバレになるのでやめときます。
おかげさまで以前の記事「違いがわかるライトセイバー」もアクセスあります。

ちなみに全エピソードの中で、私が一番好きなキャラクターはクワイ=ガン・ジン。渋い!

誰も見たことのない世界

“誰も見たことのない世界を見せてあげよう”とうキャッチの「ディープブルー」
すみません。買ってません。借りてきました。気持ちの良い映像でした。気持ちよすぎて途中で寝ちゃいました。やっぱりスクリーンで見たかったです。

スターウォーズ休暇

休暇の理由は「フォースのダークサイドのせい」(ITmediaより)
米国では、「スターウォーズエピソードIII」の公開日5月19日から20日にかけて、欠勤が増加するするかも?ということです(日本での公開は7月9日)。前回エピソードIIの時にもそんな記事があったような・・・。

欠勤理由に「ダークサイドに落ちました」って使ってみたい(^^;

スイングガールズ

ようやく観ました「SWING GIRLS」。

ジャズ=「オジさん・都会」という印象とまったく逆の、田舎の女子高生がジャズバンドを結成するという、フジテレビらしい軽いノリで楽しい作品でした。

ストーリーとして、始めるきっかけ、ジャズバンド結成、楽器の調達、練習、本番と一通りの流れを二時間に詰め込むのは難しそう。泣く泣くカットされたシーンも多かったのではと思います。”劇中で使用される楽曲はすべて出演者本人による演奏”とのことで、もっと練習シーンの苦労が映像にされても良かった気がします。

その他、ひと言感想

TB企画にしちゃえ!今さら見れない映画

古田ブログ「映画の話」で、度会内野手のオススメ映画は『ショーシャンクの空』。私も見ましたが確かに良い映画です。と思っていたら度会選手「実は見たことない」そうです。周りからの評判であらすじまでわかってしまい「こうなったら意地でも死ぬまで観ませんからね。」とのこと。

そう言われれば、今さら見れない映画、今さら見たくない映画ってありそうですね。ということで

トラックバック企画【今さら見れない、見たくない映画】
う~ん微妙な企画だなぁ。

私の場合『ロッキー』と『ゴッドファーザー』。
映画はもちろんTVでもレンタルでも見たことありません。どちらも気にはなってたんですけど、月日がたつうちに「今さら・・・」って気持ちになっちゃいました。借りようとしてもそれよりも新しい作品を選んじゃうんですよね。

さらにTVドラマでは『北の国から』も見たことないなぁ。

スパイダーマン2

借りてきました「スパイダーマン2」

とにかく特撮面がいいです。街を飛び回る爽快感もいいし、スパイダーマンならでは戦いかたも良かった。こういうのはアイデア出すほうが大変なんじゃないかな?

最近DVDだと他の作品の予告が入ってなかったりするのですが、私はけっこうあれも好きです。予告だけ集めてくれたDVDがあっても良いくらい。

映画の字幕・吹き替え

これから年末年始の連休中には、映画を見ようという方も多いのではないでしょうか?そこで、海外の映画を見るときに、字幕と吹き替えどちらを選ぶ?

翻訳家、戸田奈津子さん著書で読んだのですが、日本以外の国では吹き替えが常識で、わざわざ好んで字幕を見るのは日本だけだということです。

私もどちらかというと字幕派。理由は
・画面が異国で言葉が日本語だとイメージが崩れる。
・吹き替えた声と俳優のイメージが合わないことがある。
・活躍している声優などの場合、別のキャラクターのイメージが浮かぶ。
・吹き替えの際に口の動きや時間の都合で、本来の意味が十分に翻訳がされない可能性がある。
など、なるべく作品を元のイメージのまま味わいたいというのが理由になります。

でも吹き替えでも良い、吹き替えのほうが良いと思う作品もあります。それは刑事コロンボやインディージョーンズ、ナイトライダー(ちょっと古い?)など、子供の頃に吹き替えられた作品をみて、俳優と声のイメージが一致してしまっている場合。コロンボを演じた小池朝雄さん(現在は石田太郎さん)の声と調子は、いまさら切り離せないし、ナイト2000が英語では喋っていたら親しめなかったかもしれません。

字幕を見なくても問題ない程度の語学力があれば、もっと画面や声に集中して楽しめるのですが、その日がやってい来る予定はまったくありません。

デイ・アフター・トゥモロー

今日は12月にありえないような気温でした。こうなると昨夜見たDVD「デイ・アフター・トゥモロー」が気になります。

地球の温暖化により極地の氷が海洋に溶けだし、塩分濃度の変化した海水は潮流を変え、急激な気象の変化を引き起こす。その気象の変化で、地球の北半球が氷河期にさながらの寒冷地帯になってしまうというお話。

今年は連続真夏日と台風の上陸回数の記録を更新し、中越地震があり、そして12月に関わらず、昨日の台風さながらの強風と今日の気温。まさに地球規模で異常があるのでは?と思わせることがしばしば。本気で心配になります。

下妻物語

11月26日から、映画「下妻物語」のDVDが発売と同時にレンタルスタート。借りたいけど、借りれるかな?

予告CMもすごく面白そうだったのですが、結局見に行けませんでした。舞台となった下妻市が、私の実家からすぐ近くなので、すごく見たかったんですよね。

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