原点 THE ORIGIN

表紙のイラストで「ガンダム」関連って印象だけど全然ちがう。

もちろん関連した話もあるけど、主に筆者・安彦良和の大学・全共闘の時代の話。
このあたりの時代って自分の生まれる直前で、すごく近いけど全然知らない。
映画やドラマなんかで語れてもピンとこなかっけど、この本ではじめて少し深く知ることができたと思うし興味もわいた。

どんな理由をつけようと、戦いに正義はない

イラストやマンガはら習うものではない。好きなら自然と身につく。覚えるとか、習うとかではなくて、自分でやれるもの。

(ガンダムのテーマ)
人間はわかりあえない

敗戦前から脈々と続く「家」という制度と立身出世主義。対して、戦後民主教育でつちかわれた個人・平等主義。相反する新旧二つの価値観の板ばさみにあってもだえ、悩み、答えを出そうとしていたのが全共闘世代。

(大学生時代から四十数年)薄かった戦後史にも厚みが加わり、ようやくそれは歴史と呼びうる質量に達し、熟成に似た経年変化を示しつつある。

ニワトリは仲間をいじめ殺す。一番弱いのをいじめて、それが死ぬと、今度はいじめていたなかで一番弱いニワトリが、ターゲットになる。

根っからアニメ好きじゃないからこそ、アニメのなかにおもしろさを見つけようと、よけい仕事に没頭した。自分を納得させるために、アニメの設計図ともいえる絵コンテを人一倍多く仕上げ、演出にも手を広げた。

(日本のおこした戦争には)古代史に発した選民思想があった。思えば日本の古代史ほど罪深い歴史は世界に例がない。その古代史が実は全然謎なのだ。これは重大な問題

虫プロにとっての「最良の時」は、おそらく六十年代と共に終わっていたのだろう。あとには、元来横着な技法であるリミテッドアニメに安住しきったアニメーター達の緊張感の薄い気分と、一部のエリート表現者たちの高慢さの臭いが漂っていた。

明治、大正、昭和と日本の現代史をみて思うこと。それはむかしの人はえらかったということです。いまのわれわれよりずっと賢明だった。でも、彼らは間違った。なぜ、日本は道をあやまったのか?どこでまちがえ、どこからがだめだったのか?安彦の基本テーマ

世界レベルで政治が稚拙になっている。素人のへたな将棋のように一手先すら読んでない。

戦争にはある種の魔力があって、『戦争だ』とメンタル的に人を高揚させる部分があるのも事実。人間の性みたいなもので、どうしても消せない。

みずからの行為を見つめなくてはいけない

過去に目を閉ざすものは現在にも盲目となる:リヒャルト ワイツゼッカー

富野:(安彦から「なぜ監督をおろされてもなぜ辞めなかったか」への回答)普遍的価値も、オリジナリティーも、矜持も、無くていい。受けて、食わなくてはならない。が、あくまでも創作者(クリエイター)であり続けなければ、その世界に住み続けることも、いつかは出来なくなってしまう。

東奥日報
斉藤光政
ブラキスト線:動植物界の境界線

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「原点 THE ORIGIN」

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